聞(き)こえないフリをして遠(とお)ざけていた
あの日(ひ)の言葉(ことば)が忘(わす)れられない
こんなに愛(いと)しく思(おも)うなんて
考(かんが)えもしなかった
私(わたし)の心(こころ)はいつの間(ま)にか
この手(て)に伝(つた)わる雨(あめ)のように
透明(とうめい)な色(いろ)をしたあなたのことを
愛(あい)してしまっていたの
何度(なんど)も問(と)いかけて言葉(ことば)が出(で)なくて
もう少(すこ)しあなたといたいのに
離(はな)れていくその姿(すがた)に
私(わたし)は手(て)を伸(の)ばして泣(な)いた
どうしてあなたのことを
今(いま)になって愛(あい)しはじめてしまったのかな
もう届(とど)かないと分(わ)かっているのに
想(おも)いが溢(あふ)れていくの
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変(か)わってしまうのが恐(こわ)くなって
あなたの心(こころ)に傷(きず)をつけた
もし今(いま)、あの日(ひ)に戻(もど)れるなら
素直(すなお)になれたのに
何度(なんど)願(ねが)っても私(わたし)の前(まえ)では
あなたは二度(にど)と笑(わら)わない
そんなことは知(し)っていたのに
掴(つか)んだ手(て)がまだ離(はな)せない
どうしてあなたのことを
今(いま)になって愛(あい)しはじめてしまったのかな
もう届(とど)かないと分(わ)かっているのに
想(おも)いが溢(あふ)れていくの
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こんな雨(あめ)の中(なか)で
立(た)ち尽(つ)くしていても痛(いた)みは変(か)わらないのに
まだそばに居(い)てと願(ねが)っている
離(はな)れたくない
どうしてあなたのことを
今(いま)になって愛(あい)しはじめてしまったのかな
もう届(とど)かないと分(わ)かっているのに
想(おも)いが溢(あふ)れていくの