2020/07/30 更 :文章搬家到這邊囉 → http://hanasaki98.com/2016/09/09/yumenomatayume_mafumafu/ 

 

 

甘(あま)いものほど溶(と)ける

それが恋(こい)だっけ?

口寂(くしさみ)しや

綿菓子(わたがし)を ひとつ買(か)っていこう

 

 

若苗(わかなえ)の袖(そで)

空(そら)になげた恋文(こいぶみ)

あの下駄箱(げたばこ)は

笑(わら)い方(かた)のくずかご

 

 

空五倍子色(うつぶしいろ) 長髪(ながかみ)が

揺(ゆ)れる 薄明(はくめい)  手招(てまね)いて

口数(くちかず)も減る(へる)境内(けいだい)

失(な)くしたものばかり数(かぞ)えている

世迷(よま)い妄想(もうそう)に

 

ただいま

 

夢(ゆめ)のまた夢(ゆめ)か見果(みは)てぬ夢(ゆめ)

みなしごとパパに疎(うと)まれた子(こ)

闇夜(やみよ)にほど星(ほし)が綺麗(きれい)なこと

ねえ 知(し)ってる?

逆夢(さかゆめ)のままに踊(おど)れ 踊(おど)れ

ぼくらがぼくらでいられるまで

形振(なりふ)り構(かま)わずてを叩(たた)け

いつの日(ひ)かこの夢(ゆめ)が

覚(さ)めるまでは

 

 

-

 

 

金魚(きんぎょ)すくいで

救(すく)えるような命(いのち)は

誰(だれ)かすくってくれだなんて思(おも)っていた

 

 

そうだ

誰(だれ)かの好(す)きな誰(だれ)かになって

言(い)われるままに大人(おとな)になって

それでもわからないまま

どうして

涙(なみだ)が止(と)まらないんだろう

 

 

わすれたもの

林檎飴(りんごあめ)

水(みず)に降(お)り立(た)つ月(つき)の影(かげ)

鏡越(かがみご)しに散(ち)る花火(はなび)

触(さわ)れぬものばかり探(さが)している

世迷(よま)い妄想(もうそう)に

 

 

もういいよ

もういいよ

浮(う)かんでは

照(てら)らしては

吸(す)い込(こ)まれる

惣闇色(つつやみいろ)の夏空(なつそら)

 

ひとりにしないで

「バイバイ」 (bye-bye)

 

夢(ゆめ)のまた夢(ゆめ)か見果(みは)てぬ夢(ゆめ)

こんなゴミのような世界(せかい)でも

ボクは好(す)きで 好(す)きで 好(す)きで 好(す)きで

好(す)きでたまらない

踊(おど)れ 踊(おど)れ さあ踊(おど)れ 踊(おど)れ

何(なに)もかもすべて忘(わす)れさせて

形振(なりふ)り構(かま)わずてを叩(たた)け

いつの日(ひ)かこの夢(ゆめ)が

覚(さ)めるまでは

夢(ゆめ)の向(む)こうで夢(ゆめ)を探(さが)している

夢(ゆめ)まぼろしだったらどれほどよかっただろう

 

 


 

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